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朝ドラエール第9話 音ちゃんという子供

こんにちは。久しぶりに朝ドラを真面目に視聴しています。
今日は第9話の放送でした。
うーん。音ちゃん、快活で物怖じもあまりしない子供なんですよね。
ただ音ちゃんは他人の気持ちを汲める子ではない。
言いたいことを言う、「岩城も逃げるんだ!」「観に来てくれるだけいいじゃん!」
相手には相手の苦悩があることを音ちゃんは察さない。
それを言われた方が言い返せないことまで頭は回らない。(頭が回った上であれを言っているわけではないように見える。)
もちろん第9話でのこれらの言葉は父親が亡くなった悲しみの中発せられたものだから、相手の気持ちを慮れと言うのは10歳かそこらの子供には酷な話だと思います。
ただそれ以前も音ちゃんは、「みんなが音ちゃんみたいじゃないから」の言葉に象徴されるように、自分ができることは他人もできて当然、自分が楽しいことは他人も楽しんで当然、という見方をする子供だった。
その性格が父親の死によって、父親が死んだ子供という立場になったことで、言葉を受けた側への殺傷力が高くなっている、というのが今日のお話だったように思います。


今日まで観て、気になる箇所がないこともないです、例えば今日の「父親の死をクラスメイト全員の前で知らせる担任」とかは顕著ですね。
ただこれは全員が音の父親が亡くなったことを知っている前提を分かりやすく示すためのシーンなのだと思います。
10歳かそこらの子供の性格が多少あれだとしてもそれに対して不満を抱くことはないですねぇ…
最近は子供の描写に弱いので、いじめのシーン(どちらかというといじめっ子を演じている子役の子の心配)、健気なシーン、感情爆発のシーンなどなど、けっこう涙腺が緩みながらの視聴になっております。
(犬や猫がひどい目に遭うシーンがダメだという人の気持ちが分かりつつある昨今)

明日以降も視聴していきたいと思います。