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仮面ライダーゼロワン第12話「アノ名探偵がやってきた」感想

久しぶりのゼロワン感想。
先々週、先週の大和田伸也回から一気に暗殺ちゃんの魅力が増してきている。
初登場時はハンサムだとも特段思わなかった顔も、先々週は思わずハッとする魅力を放っていた、やはり表情や雰囲気は大切だ。

暗殺を遂行した(殺せてはいないが)暗殺ちゃんは「巣立ち」を迎え、滅と迅の元を去ろうとする。
かつて自我が芽生えそうになった迅を強制リセットさせた滅だが、暗殺ちゃんを初期化する術は持たないらしく、戦闘となる。
悪の組織の内紛は嫌いじゃないからもっとやってほしい。

さて、今回は旧型ヒューマギア、ワズ・ナゾトーク(謎を解くワズ=謎は解けた、か)が登場。
イズのプロトタイプの己を「お兄ちゃんだよ」と紹介し、イズをフリーズさせるワズ。
感情のないイズの豊かな感情表現(フリーズ、目の見開き、無表情など)はゼロワンという作品の大きな魅力の一つだろう。
番組開始当初は秘書型ヒューマギアに若い女性タイプしかいないことなどに引っ掛かりを覚えていたのだが、それはそれとしてイズは魅力的なキャラクターだ。

何度破壊されても同じ外見で復活する暗殺ちゃんの謎を解くワズ。

盗難届けが出されていた5体のお祭り用ヒューマギアが暗殺ちゃんの正体である。

ゼロワンの世界に対するリアリティラインを下げていたため、「そこに触れるんだ?!」という小さな衝撃。
作中で誰も疑問視していたなかったことも原因だろう。
「なるほど!」となったかといえば微妙なところだ。別にそこは「そういうもの」でも構わなかった。
しかしお祭り用ヒューマギアのうち4号と5号が現存、4号が現・暗殺ちゃんであり5号にはお祭り用ヒューマギアとしての望郷の思いが残っている、という新たな展開は美味しいと言わざるを得ない。
「5号、俺だ、4号だ」と話しかけるシーンにグッときたことは隠してもしょうがない。
そして4号が倒された後に待っている5号の悲劇も確定したようなものだろう。

シャイニングホッパーを使おうとする或人にワズは「そちらではなくこちら(ホッキョクグマ)を使うべきだ」と助言するが、或人はシャイニングホッパーを使用してしまう。
変身音声「ダークネス」も気になるところだが、ワズの嫌な予感は単純に「シャイニングホッパーで4号を倒しても、ラーニングした5号には通用しなくなる可能性がある」という理由からだろう。
4号だけではなく5号もろとも破壊するのが最適解だが、暗殺ヒューマギアになっていない5号を或人が破壊するとは思えない。
したがって、ワズの嫌な予感は当たるはずだ。

映画予告映像、山本耕史のバサッはかっこよかった。
ifの世界を描くらしい。
なるほど。