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月9『シャーロック』第8話感想 江藤が出ると面白い

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前回の予告を見て、

新たな悪女が登場しそうだしなぁ、げんなりする。

と予感していたのに反し、面白かった第8話。
獅子雄と若宮の上下関係の緩和、そして江藤がたくさん絡んでいたから、というのも大きいんだろうな…
あまり役者の力というものに触れたくはないのだが(キャラクターによる有利不利は無視できないから)、しかし江藤役である佐々木蔵之介の短いながらの深みのある魅力は、この作品を支えているのは間違いない。
今回、「俺も知りたい」のたった一言のかっこよさよ…

www.fujitv.co.jp

キャストインタビューのこの答えが江藤の魅力を現しているよなぁ、さすが演者本人。

Q.獅子雄にはバカにされている雰囲気もありますね?

A.「バカにされてますかね?気付いてませんが。もしそうだとしても、江藤はそんなことは気にしてないですね(笑)。むしろ江藤は、獅子雄のような変人を上手に社会に貢献出来るように、オレこそが力を発揮させてやってるという感覚でしょう」

若宮が悪いとは言わない(序盤はいらないと感じていた)が、ここのスタッフほんっとバディ萌え・燃えしないタイプなんだな…!と。
万亀雄に対し、「あいつの帰ってくる場所はここですから」と穏やかな表情で言ってのけた若宮くんだけど、そこまでの信頼関係が構築される描写ってあったっけ?
環境に順応するために「あいつには俺が必要なのだ」と思い込んでない? 大丈夫? ダメ亭主から離れられない女房みたいな思考になっておりませんか?!
獅子雄はキミのこと、「キャンキャン吠える家事のできるワンちゃん」くらいにしか思っていないよ?
等々、やっぱり若宮くんを心配してしまった。

万亀雄さん、マイクロフト!
獅子雄の万亀雄への敬語が他の人への敬語(とりあえず敬語を使っているだけ)と違って実感が籠っている、響きが違っていたのがよかった。
この兄弟、単純な推理力では弟の方が上なのかもしれないが、万亀雄の強さは弟の性格も含めた頭脳を利用するところにありそうだ(江藤の上位互換)

事件。
男二人の心中事件の解明。
三崎さんとばっちりすぎる…と思いきや後追い自殺
自殺だと思って後追いしたのか、他殺だと分かっていてなお後追いしたのか…
守谷に心酔する亜蘭に依存する北山の犯行。
「二人も殺してしまった」と泣く北山さんのまともさよ…(いや、なんか今までの人たちは、ほら…)
同性愛者が出てくることは最近では珍しくなくなってきたし、この作品でもそれほど取り立てて特別視しない意思は感じられた。
ただ「男同士だからなんだ?」という台詞は出てくるのが現状だよな、いや、悪いとは言わない。twitterのサジェストで「シャーロック BL」と出てきたように視聴者側の一部も特別視しているのは間違いないのだから。
「男同士だからなんだ?」という台詞すら出す必要のないほど有り触れたものとして描写してほしい、というのがこちらの希望であり理想なのだが、これは本当にただの願望なので、いいとか悪いとかの話ではない、です。
ドラマの中の男同士の恋愛をBL(女同士の恋愛を百合)と表するのも少しモヤる、いや今回の、官僚&永田町の仕立て屋はどこのBL作品から出てきたよ、とは思ったけどね。この感覚についてはまた改めて自己分析したい。

毒入りチョコレートはBBCシャーロックの第1話を彷彿とさせる(あちらはチョコではないが)。
ゲームの内容と顛末としてはこちらの方が上手いと思う、向こうは本当ただの勘で勝ったようなものだから。
しっかし獅子雄〜、毒の入っているかもしれないチョコレートを食べようとしている人間が目の前にいたら、まずは阻止、もしくは口をこじ上げるくらいしようよ〜。
なんで黙って見ているだけなんだよ〜。

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