ナナシャルダンダン

Twitterログとか

徒然:新規開拓の下準備とか朗読CDとか

新規開拓の下準備

twitterに流れるいろんな話題を記憶して、いつか状況が整ったら手を出してみようと思っている。
いくつかの作品の第一話は見てみたけれど今ひとつピンとこない、でも種を蒔いておけばいつかふと、前に見たあれの続きを見てみようかな…という気分になる時が来る。
自分のことはよく分かっているから今はそれでいい。
ピンと来ていない状態でその作品タイトルを明かすほど野暮ではない、明かせる日が来るといいな。

ウルバト

ベリアル陛下が即決オンリー9000石で限定登場している。
手に入れるべきか迷っている。
育てる、という面を楽しんでいる部分は大きいから、レベルMAXのベリアル陛下は少々二の足を踏んでしまう。
ゆっくり考えよう。

朗読CD




菊池寛の作品の中で一番朗読で聞きたい(プロの演出を聞きたい)ものが「藤十郎の恋」だったものだから、詳細を確認した時のテンションの上昇っぷりがすごかった。
翌日もなんだかすごくワクワクしてしまって笑顔を抑えきれていなかった。
時期的にクリスマスプレゼントにはならないけれど、発表のタイミングがクリスマスプレゼント。
発売日が近くなったらまたワクワクするんだろう。
こんなに何かを待ちわびるのは、高校生の頃、好きなバンドのライブDVDの発送を待っていたとき以来かもしれない。

カラマーゾフの兄弟

次の月曜日が100分de名著「カラマーゾフの兄弟」の最終回。
津田寛治さんの朗読が上手い。


おや、今確認したらアマゾンのページがなくなっている&発売日が1ヶ月後ろになっている。
そろそろカラマーゾフも読み直そう(1年未満ぶりn回目)

アルセーヌ・ルパン

ねっふり、ノート、イルカ団の舞台。
どうしようかなぁ、舞台。
前々回は2つとも見て、前回は見ず。
特捜班ビクトールと二つの微笑を持つ女…
原作通りにやられるよりも変えて、混ぜて、新しい解釈を出された方が楽しい。
でもそれって舞台そのものを楽しんでいると言えるんだろうか。
舞台を通して脚本を読んでいるだけなんじゃないのか、と思わないこともない。
いいな、と思った役者さんはいたからそんなことはないんじゃないかな。
今年は県外に出てないんだし(ただしめちゃくちゃアクティブだったけどね主に上半期)来年は出てみたら?


そんな感じ。

netflix版アルセーヌ・ルパン、人種とか性別とかの個人的雑感

オマール・シーがアルセーヌ・ルパンを演じるnetflixのドラマが2020年に放送予定になっている。
“黒人俳優”がアルセーヌ・ルパンを演じることへの拒絶反応は、よっぽど想像力のない人間でもなければ発表の瞬間に予期するだろう。
実際、上のオマール・シーの投稿にもそういった類のリプライがいくつもぶら下がっている。

黒人⇄白人の不均衡について長々と述べる気はないのだが、当たり前のように白人男性として受け止められていたキャラクターを黒人男性として創作し直すというこの試みを、自分はとても歓迎している。
日本に住む大和系日本人である自分は、白人キャラクターが黒人キャラクターになったところで歓喜に咽び泣くようなマイノリティ人種では全くない。
ただ、創作物の中で憧れのロールモデルを見出せ得なかった幼少期、憧憬の目を向けるキャラクターが全て男性だった小さい頃、大人の女性になる期待を一切持てなかった自分を振り返れば、自分と同じ属性への変更ではないにしても誰かにとって憧れの存在になる得るような変更を喜ばないはずがない。
長らく自分は、好きになるには性別男性は必須なのだと思い込んでいたのだが、そうではなく、好きになる要素を含んだキャラクターの性別が男性ばかりだっただけだと気付いてからは、女性嫌悪(他者ではなく自分が女性に属している嫌悪感)もさっぱりなくなり、好きな要素を持つ女性キャラの活躍を見るごとに泣きそうになっている。
自分ではどうすることもできない属性(性別や人種など)を好きになれるに越したことはない。

多様性がどうといった寛容さや鷹揚さではなく、誰かの救いになる可能性/かかった呪いが解除される可能性といった、祈りに近い心持ちで、自分は黒人アルセーヌ・ルパンを歓迎している。

オマール・シーの演技力を自分は知らないし(最強の2人しか見たことがない)、netflixの創り出す新生アルセーヌ・ルパンが自分の好みに合致するかも分からないのだが、それは白人俳優がキャスティングされていても全く同じ未知のままだ。
願わくば愛したい。

2022年7月15日追記。

アルセーヌ・ルパンシリーズの傑作「813」の連載バージョンの邦訳が刊行された。
ルパンファンなら読んで損なしの大長編となっている。
紙書籍・電子書籍ともにamazonで取り扱い中である。 
興味のある方は読んでみてほしい。

amazon.co.jp

813-1910年連載版-中巻 | モーリス・ルブラン |本 | 通販 | Amazon

amazon.co.jp

月9『シャーロック』第11話感想 偽物でも本物でもあの守谷は好ましい

前回、江藤(佐々木蔵之介)が守谷の可能性を提示され大いに盛り上がったまま迎えた最終回。
結果的に守谷と名乗る人物/守谷とされる人物は全くの初登場だったのだが、それも含めて自分は概ね好意的に受け取れた最終回だった。

nn4al.hatenablog.com

江藤が守谷の可能性が浮上しテンションが上がる、というよりも、佐々木蔵之介がモリアーティをやる可能性が浮上しテンションが上がってしまった。
えー、だって佐々木蔵之介のモリアーティだよ、観た〜い、めっちゃ観たい!


自分にとっては江藤が守谷であることよりも佐々木蔵之介の魅力が存分に発揮されることの方が大事だったらしい。
そして最終回の江藤(佐々木蔵之介)は魅力的だった、満足…ふぅ…
そりゃ、守谷かも?と穿った見方を最後の最後まで捨てられなかったことは事実。
1回目は「まだまだ江藤=守谷あるじゃん!」と思っていた。
でも、江藤は江藤だ、という目できちんと2回目を見たら、江藤は江藤だった。
もちろんこれからまた二転三転する可能性もありつつ、あの最終回だけを見たら、江藤のブレは“江藤という人物のブレ”の中にきちんと収まっていたものだった。
(続編や来週で、江藤は実は…!展開もそれはそれで美味しいので全然アリだけどね!)

twitterで感想を軽く巡ったら、守谷のポッと出感、演技力に対して残念だった、という声を少なくなく目にした。
まぁ確かになぁとは思う、守谷の役者さんを他の作品で知らないので本当にあれが演技力の最高値なのかあえての無機質棒演技なのかは判断がつかないものの、悪の魅力に溢れた人物ではなかった。
ただ、最後に守谷が偽物かもしれないと示唆したことも含めて自分はあの守谷はアリだと感じた。
アリというか、好ましかった、と言うべきか。
原作よりかは作品に占める守谷/モリアーティの比重は大きくなっていたとは思うんだが、探偵と悪の帝王の対立構造を殊更に際立たせなかったこと、守谷をポっと出にしたこと、守谷と対峙するまで守谷を追い求めていた獅子雄が、いざ対峙し会話をしたことで守谷と己の違いを感じ取ったことなどなど、言語化が上手くできないからまとめられないものの、自分はアリだった。
(特に女性の悪役に多く見られた安っぽくテンションの高い悪の演技を守谷はしなかったことも好評価の一因だろうか。)

この最終回だけを見たら好評価10割と言ってしまってもいいくらいの受け止め方を自分はしている。
ただ、散々このブログでも書いてきているように、不満点や批判点も少なくない。

獅子雄と若宮のバディドラマとして見たら、最終回(終着点)はよかったんだがそこに至る過程は好きになれないものだったし、江藤がいなかったら早々に挫折していたことは疑いの余地がない。
また、一部女性の描き方への不満も何度か言及したとおり。
ただそういったマイナス点もありつつ、2期があるならまた視聴したいと思うし、彼ら(獅子雄、若宮、江藤、小暮)のクインテットがもう見れなくなるのは寂しいと感じている。
振り返ると、序盤の「若宮いらない。獅子雄と江藤だけでいい」から「若宮ちゃん…獅子雄は若宮にもっと優しくしなさいよ…」への感想変遷は面白かった。
視聴期間の中で好感度が最も上がったのは間違いなく若宮潤一だったよ。


来週、総集編だったら感想は書かないつもりだけれどそうじゃなかったら多分なんか書きます。

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

月9『シャーロック』第10話感想 君が代

(前回の感想は書いていないけどちゃんと観たよ!)

ライヘンバッハ寮とか転落事件が起きそうな名前だなぁとかのんびり観ていたらラストの君が代で、?????
江藤が守谷の可能性が浮上しテンションが上がる、というよりも、佐々木蔵之介がモリアーティをやる可能性が浮上しテンションが上がってしまった。
えー、だって佐々木蔵之介のモリアーティだよ、観た〜い、めっちゃ観たい!

www.fujitv.co.jp

しかし。次回予告を読むと、脱走犯の中に守谷もいる…江藤は守谷じゃない?
江藤の知られざる顔、え、なに、マイクロフトはもう出てきちゃってるよ、モラン? やっぱりモリアーティ?
それともただの江藤なの???
こんなにも1週間が待ち遠しくなるとは思わなかった。

もし江藤が守谷だと仮定すると、「あいつが事件を解決しているんじゃない。俺たちがあいつを事件解決に導いてやってるんだ」や「若宮、あいつの力を利用しなよ」などの意味が変わってきてしまってゾクゾクする。
ただの江藤のままでも意味深に屋上で君が代を口ずさんでいたへっぽこ警部、になるんだけど、それはそれで美味しいんだもんなぁ、ずるい。
ずるくない!
このドラマの魅力の半分は佐々木蔵之介が担っているんだぞ。

てことで「佐々木蔵之介、いいよね…」という感想にほぼほぼなってしまう第10話です。

それ以外だと、うーん。
自分にあまりバディ萌えの素質がないのか、製作陣の萌えとこちらの萌えが合致しないのか定かではないのだが(両方かな?製作陣がバディ萌えしていない気もするんだよなぁ)若宮→獅子雄の感情がしっくりこない。
前回ラストでやっと獅子雄が若宮をいたわったけれど、そういうのももっと序盤からちょいちょい入れときましょうよ、と思ってしまう。
「この男に支配されていた期間を至福の時だったと振り返る日が来るのだろうか」じゃないよ若宮くん。
支配されている自覚があるならさぁ…。
誉獅子雄という人間は嫌いじゃないが、やめとけ若宮…。

江藤がモリアーティなのかでちょっとtwitterを巡っていたら若宮が信頼できない語り手である可能性に言及している方がいたので、ほぅ、と立ち止まってしまった。
製作陣が意識してこれら(支配、パワハラ等々)を描写しているなら、最終回で何かがひっくり返る可能性もあるのか。
(んー、でもなぁ、ここまでの諸々を見ているとそういう信頼や期待を寄せるにはあまりにも頼りない…)

どうなる最終話。

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

映画『アナと雪の女王2』感想

昔からピクサーやディズニー映画にはモヤることが多かった。
例えばトイ・ストーリーシリーズ(4は未視聴)、例えばカールじいさんと空飛ぶ家、そして例えばアナと雪の女王
その不満のほとんどは悪役の扱いの雑さについて。
映像も音楽も素晴らしい、ストーリーだってクオリティが高い、だからこそ悪役の扱いについてのハードルも高くなってしまい、そのハードルを越えてこないディズニー/ピクサーに失望する。
周囲の評判の高さと自分の中のディズニー不信に挟まれながらの鑑賞となった『アナと雪の女王2』は、結論からいえばモヤることはなかった。特に不満もなかった。
でも、刺さりもしなかった。

普通に面白かった、観て損はないと思う。
だけど、それだけ。

自分のための映画ではない、とただそれだけのことではあるし、他にもそういう作品は多い。
それでも、今回はイケるかな、と期待していただけに少し寂しい。
ディズニー映画が刺さるようになればこんなに楽しいコンテンツもないのにな。
ま、しょうがない。

〜多分ここからネタバレ〜

映画そのものの感想。
今回モヤらなかった最大の要因は、明確な悪役が存在しなかったからだと思われる。
“明確に悪い奴”はいるにはいたのだが、その人物はすでに過去の人、現代パートに悪役はいなかった。
(気になったのは、争いが起こると分かっている場所に後継を連れて行くという行動かなぁ、万が一のために安全な所に残して置くもんじゃないのか)
(でもそうしないとエルサとアナは生まれないし)

街で生まれたエルサが未知の声に惹かれ最終的に森で暮らすようになるストーリーはよかった。
エルサが高らかに歌い上げる序盤のシーンでジャック・ロンドンの『野性の呼び声』を思い出した。
森で暮らす2の結末は、もしかすると1の結末を裏切っていると感じる人もいるかもしれないが、個人的に2のラストに到るための1ラスト、という感覚だろうか。

シーン単体で見れば好きだが、全体として観たときにそこに尺を使うなら別の掘り下げをして欲しかった、と感じたのはクリストフのプロポーズ大作戦
嫌いじゃないんだが、いらないよね、と映画を振り返ると正直思う。
その時間でオラフの成長描写(怒りという感情を抱く、大人になったら云々)をもっとするか、エルサの未知の声に惹かれる葛藤、エルサが未知の声に惹かれているのを目の当たりにするアナの葛藤(もしくは離れて暮らすことになる覚悟)などに尺を割いて欲しかった、かな。


初見では全てが未知で、音楽を聞いて、映像を観て、ストーリーを追って、そういう状態ではじっくりと作品が染み込むことは難しいのかもしれない。
2度3度と観ていけば、刺さる日も来るのかもしれない。
もしそんな日が来たら、またその時は感想を書きたい。

そういえば、投石のシーンで進撃の巨人を思い出してしまった。そういう人少なくなさそうじゃない?
twitterで「野性の呼び声」で検索かけたら映画化が決まってた、へ〜。

月9『シャーロック』第8話感想 江藤が出ると面白い

nn4al.hatenablog.com

前回の予告を見て、

新たな悪女が登場しそうだしなぁ、げんなりする。

と予感していたのに反し、面白かった第8話。
獅子雄と若宮の上下関係の緩和、そして江藤がたくさん絡んでいたから、というのも大きいんだろうな…
あまり役者の力というものに触れたくはないのだが(キャラクターによる有利不利は無視できないから)、しかし江藤役である佐々木蔵之介の短いながらの深みのある魅力は、この作品を支えているのは間違いない。
今回、「俺も知りたい」のたった一言のかっこよさよ…

www.fujitv.co.jp

キャストインタビューのこの答えが江藤の魅力を現しているよなぁ、さすが演者本人。

Q.獅子雄にはバカにされている雰囲気もありますね?

A.「バカにされてますかね?気付いてませんが。もしそうだとしても、江藤はそんなことは気にしてないですね(笑)。むしろ江藤は、獅子雄のような変人を上手に社会に貢献出来るように、オレこそが力を発揮させてやってるという感覚でしょう」

若宮が悪いとは言わない(序盤はいらないと感じていた)が、ここのスタッフほんっとバディ萌え・燃えしないタイプなんだな…!と。
万亀雄に対し、「あいつの帰ってくる場所はここですから」と穏やかな表情で言ってのけた若宮くんだけど、そこまでの信頼関係が構築される描写ってあったっけ?
環境に順応するために「あいつには俺が必要なのだ」と思い込んでない? 大丈夫? ダメ亭主から離れられない女房みたいな思考になっておりませんか?!
獅子雄はキミのこと、「キャンキャン吠える家事のできるワンちゃん」くらいにしか思っていないよ?
等々、やっぱり若宮くんを心配してしまった。

万亀雄さん、マイクロフト!
獅子雄の万亀雄への敬語が他の人への敬語(とりあえず敬語を使っているだけ)と違って実感が籠っている、響きが違っていたのがよかった。
この兄弟、単純な推理力では弟の方が上なのかもしれないが、万亀雄の強さは弟の性格も含めた頭脳を利用するところにありそうだ(江藤の上位互換)

事件。
男二人の心中事件の解明。
三崎さんとばっちりすぎる…と思いきや後追い自殺
自殺だと思って後追いしたのか、他殺だと分かっていてなお後追いしたのか…
守谷に心酔する亜蘭に依存する北山の犯行。
「二人も殺してしまった」と泣く北山さんのまともさよ…(いや、なんか今までの人たちは、ほら…)
同性愛者が出てくることは最近では珍しくなくなってきたし、この作品でもそれほど取り立てて特別視しない意思は感じられた。
ただ「男同士だからなんだ?」という台詞は出てくるのが現状だよな、いや、悪いとは言わない。twitterのサジェストで「シャーロック BL」と出てきたように視聴者側の一部も特別視しているのは間違いないのだから。
「男同士だからなんだ?」という台詞すら出す必要のないほど有り触れたものとして描写してほしい、というのがこちらの希望であり理想なのだが、これは本当にただの願望なので、いいとか悪いとかの話ではない、です。
ドラマの中の男同士の恋愛をBL(女同士の恋愛を百合)と表するのも少しモヤる、いや今回の、官僚&永田町の仕立て屋はどこのBL作品から出てきたよ、とは思ったけどね。この感覚についてはまた改めて自己分析したい。

毒入りチョコレートはBBCシャーロックの第1話を彷彿とさせる(あちらはチョコではないが)。
ゲームの内容と顛末としてはこちらの方が上手いと思う、向こうは本当ただの勘で勝ったようなものだから。
しっかし獅子雄〜、毒の入っているかもしれないチョコレートを食べようとしている人間が目の前にいたら、まずは阻止、もしくは口をこじ上げるくらいしようよ〜。
なんで黙って見ているだけなんだよ〜。

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

nn4al.hatenablog.com

仮面ライダーゼロワン第12話「アノ名探偵がやってきた」感想

久しぶりのゼロワン感想。
先々週、先週の大和田伸也回から一気に暗殺ちゃんの魅力が増してきている。
初登場時はハンサムだとも特段思わなかった顔も、先々週は思わずハッとする魅力を放っていた、やはり表情や雰囲気は大切だ。

暗殺を遂行した(殺せてはいないが)暗殺ちゃんは「巣立ち」を迎え、滅と迅の元を去ろうとする。
かつて自我が芽生えそうになった迅を強制リセットさせた滅だが、暗殺ちゃんを初期化する術は持たないらしく、戦闘となる。
悪の組織の内紛は嫌いじゃないからもっとやってほしい。

さて、今回は旧型ヒューマギア、ワズ・ナゾトーク(謎を解くワズ=謎は解けた、か)が登場。
イズのプロトタイプの己を「お兄ちゃんだよ」と紹介し、イズをフリーズさせるワズ。
感情のないイズの豊かな感情表現(フリーズ、目の見開き、無表情など)はゼロワンという作品の大きな魅力の一つだろう。
番組開始当初は秘書型ヒューマギアに若い女性タイプしかいないことなどに引っ掛かりを覚えていたのだが、それはそれとしてイズは魅力的なキャラクターだ。

何度破壊されても同じ外見で復活する暗殺ちゃんの謎を解くワズ。

盗難届けが出されていた5体のお祭り用ヒューマギアが暗殺ちゃんの正体である。

ゼロワンの世界に対するリアリティラインを下げていたため、「そこに触れるんだ?!」という小さな衝撃。
作中で誰も疑問視していたなかったことも原因だろう。
「なるほど!」となったかといえば微妙なところだ。別にそこは「そういうもの」でも構わなかった。
しかしお祭り用ヒューマギアのうち4号と5号が現存、4号が現・暗殺ちゃんであり5号にはお祭り用ヒューマギアとしての望郷の思いが残っている、という新たな展開は美味しいと言わざるを得ない。
「5号、俺だ、4号だ」と話しかけるシーンにグッときたことは隠してもしょうがない。
そして4号が倒された後に待っている5号の悲劇も確定したようなものだろう。

シャイニングホッパーを使おうとする或人にワズは「そちらではなくこちら(ホッキョクグマ)を使うべきだ」と助言するが、或人はシャイニングホッパーを使用してしまう。
変身音声「ダークネス」も気になるところだが、ワズの嫌な予感は単純に「シャイニングホッパーで4号を倒しても、ラーニングした5号には通用しなくなる可能性がある」という理由からだろう。
4号だけではなく5号もろとも破壊するのが最適解だが、暗殺ヒューマギアになっていない5号を或人が破壊するとは思えない。
したがって、ワズの嫌な予感は当たるはずだ。

映画予告映像、山本耕史のバサッはかっこよかった。
ifの世界を描くらしい。
なるほど。